「インドのOEMメーカーに製品を依頼したいが、どのような流れで進めればよいかわからない」という日本のクリニック・医療機関・販売業者の方は多くいらっしゃいます。本記事では、OEM製造依頼から最終納品までの流れを、実際のステップに沿って詳しく解説します。
初めてのOEM製造依頼でも安心して進められるよう、各ステップでの注意点・確認事項・期間の目安もあわせてご説明します。
インドのGMP認証OEMメーカーへの製造依頼から日本への納品まで、一般的に3〜6ヶ月程度かかります。製品の種類・処方の複雑さ・数量によって期間は異なりますが、以下のスケジュールが目安です。
最初のステップは、OEMメーカーへのお問い合わせと要件の共有です。この段階でできるだけ詳細な情報を共有することで、より正確な提案・見積を受けることができます。
皮膚科製品・ヘアケア・栄養補助食品・ヘルスケア製品など、どのカテゴリーの製品を希望するか。
有効成分・配合量・剤形(クリーム・錠剤・液体など)の希望がある場合は共有します。
初回注文数量・将来的な発注予定数量。小ロットか大量生産かによってMOQが変わります。
販売開始希望時期・サンプル確認期限・納品希望日などを共有します。
クリニックブランドでのプライベートラベルを希望する場合は、ロゴ・デザインの要件を共有します。
概算予算・目標原価がある場合は共有することで、より適切な提案を受けられます。
お問い合わせを受けたOEMメーカーは、要件に基づいて処方案・価格・MOQ・リードタイムの見積を作成します。通常24〜48時間以内に初回の提案を受けることができます。
見積内容を確認後、処方・価格・条件に合意すればサンプル製造へ進みます。処方の詳細調整・成分変更の要望がある場合はこの段階で伝えます。
合意した処方に基づいてサンプルを製造します。サンプルはクリニックに送付され、品質・外観・使用感・安全性を確認します。
確定した処方に基づいてサンプルロットを製造。GMP認証工場の品質基準に従って製造・試験されます。
製造されたサンプルをクリニックへ発送。国際輸送で通常1〜2週間で到着します。COA(分析証明書)もあわせて提供されます。
品質・外観・テクスチャー・香り・安全性などを評価。変更要望がある場合はフィードバックをOEMメーカーへ送り、処方調整・再サンプルを行います。
サンプルを承認したら、量産製造を開始します。同時に日本への輸入に必要な書類の準備も進めます。
GMP認証工場にて量産ロットを製造。製造中はすべての工程が記録・管理されます。
量産バッチの全成分試験・微生物試験・安定性確認を実施。品質保証部門が承認後に出荷。
COA・MSDS・GMP証明書・安定性試験データ・輸出証明書など輸入に必要な書類を準備。
クリニックブランドのラベルを貼付・包装。日本語表示が必要な場合はラベルに対応。
量産製造・品質試験・書類準備が完了したら、製品を輸出します。日本への輸送は通常の国際輸送を使用し、2〜4週間で到着します。
輸出書類・COA・インボイス・パッキングリストを準備。インドの輸出通関手続きを完了します。
航空便または船便にて日本へ輸送。製品の性質・数量に応じて最適な輸送方法を選択します。
日本の税関での輸入通関手続き。医薬品・化粧品の種類によって必要な書類が異なります。
クリニック・倉庫・指定場所への最終納品。検品・受領確認を行います。
製品カテゴリー・希望成分・数量・スケジュール・予算を事前にまとめておくことで、見積回答が早くなります。
サンプルフィードバックは具体的に伝える。「もう少し白くしてほしい」より「明度を20%上げてほしい」のように明確に。
販売開始希望日の6ヶ月前にはOEM依頼を開始することを推奨。急ぎの場合は事前に相談。
輸入に必要な書類は製造開始前に確認。日本語ラベルの要件なども事前にOEMメーカーに伝える。